秋田県五城目町にある10代のためのデジタルテクノロジー拠点

レポート

10/31 炊飯器ワークショップ@五城目小・五城目第一中

昨年に引き続き、パナソニックさんと連携して
プログラマブル炊飯器を活用したワークショップを実施しました。

今年は五城目町からの依頼もあり、
五城目小学校と五城目第一中学校の授業内で
炊飯器を活用したICTワークショップを行うことになりました。

■ 午前:五城目小学校での授業

子どもたちは、それぞれ炊飯器の前に座り、
全部で8台の炊飯器を使ってプログラミングを行っていきます。

炊き上がりのイメージを想像しながら、
各班が自分たちの炊飯器のパラメーターを調整していきます。
このパラメーターによって味がさっぱりしたり甘くなったり、
硬くなったり柔らかくなったりと、炊き上がりが変化します。

パラメーターの調整が終わった後は階段教室に移動し、
炊飯器の歴史や炊飯の仕組みについて学びます。
小学校の科学分野にもつながる内容で、
さまざまなセンサーによってお米が糊化し美味しくなる温度を
どのように維持しているのか、
そして「はじめチョロチョロなかパッパ」を
どのようにプログラミングで制御しているのかなど、
炊飯器には多くの技術が詰まっています。

こうした仕組みを知ることで、
小学生の参加者も興味を持ちながら
ワークショップ形式の説明を楽しんでいました

説明のあとは、いよいよ各班のごはんを試食します。
8班それぞれの味や硬さ、柔らかさ、甘さ、さっぱり感などを比べ、
その違いを審査していきます。
同じ水・同じ米なのに、ここまで味が変わることに
子どもたちは一人ひとり驚いていました。

(今回は、今年の新米の「サキホコレ」と「あきたこまち」を、
五城目町の給食を支えているエコファーマーズさんから
ご提供いただきました。ありがとうございます。)

■ 午後:五城目第一中学校での授業

午後は五城目第一中学校に移動し、
中学校でも同様のワークショップを行いました。


中学生には、より味の違いを深く理解してもらうため、
プログラミングだけでなく、炊飯後の食味時間もゆっくり取りました。

炊飯器のパラメーターや活用されているテクノロジー、
制御の仕組みは、まさに情報科や家庭科の内容とつながっています。
また、ごはんを噛むと甘く感じられるのは、
アミラーゼなど唾液に含まれる消化酵素の働きによるもので、
料理や食品を学ぶことが栄養や消化への理解にも広がっていきます。
これらを実体験とともに学ぶことで、
科学・化学の探究的な面白さへとつながります。


最後にはパナソニックの清水さんから
クリエイティブラーニングの考え方についてお話しいただきました。
五感を使いながら知識を学ぶ経験は、
これからの社会を生き抜く力につながっていくと感じます。

■ 馬場目ベースでの応用ワークショップと五城目朝市きのこまつり

翌日は馬場目ベースで、きのこを使ったオートクッカー調理の実験を行い、
温度を変えた(60度・90度)きのこスープを味見しながら違いを学びました。
さらに、翌々日の五城目朝市ではきのこ料理を多くの方に振る舞い、
テクノロジーと食の組み合わせが、地域の伝統料理や
地域の味を世界へ発信するきっかけになり得ることを
朝市に来られた多くの方にも実感してもらうことができました。

より多くの人に、秋田県のさまざまな食材の美味しい食べ方や調理方法が
デジタルテクノロジーによって届いていく――
そんな未来がもうすぐそこまで来ていることを感じる
一連のワークショップとなりました。

このような機会を提供いただいたパナソニックのみなさま、
そして、美味しいお米をご提供いただいた五城目エコファーマーズのみなさま、
そして、実施に協力いただいた五城目町教育委員会、五城目小学校、五城目第一中学校、
関係者のみなさまに心から感謝申し上げます。

この記事を書いた人

まつうら・まこと

松浦 真

ちくわの磯辺揚げとシュークリームが好きです。得意なことは、人前で話すこと。苦手なことは、細かいことです。任天堂のファミリーベーシックでプログラミングをはじめ、電子音楽が好きです。家のDIYも好きで、電工二種の免許を持ち、太陽光パネルを自分で屋根につけて給電しています。電気、工作、そこにつながるプログラミング関係に関心ある方は相談してみてくださいね。

運営

住所

秋田県南秋田郡五城目町下夕町59-6(ただのあそび場内)

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